SDG'Sを暮らしの中で

蜜蝋ラップを作ってみた

初めて”蜜蝋ラップ”を見たのは、生地屋さんでした。生地屋にラップ?!と、その時はピンと来なかったが、後々ネットでも見かけるようになって作ってみました。

こちらはSDGSには貢献できるものの、材料は購入が必要となりました。

まず、ほとんどご自宅では常備してないであろう”蜜蝋”です。これは流石に私も自宅にはなかったので、メルカリで購入しました。その名の通り、はちみつが原料となっているロウです。

蜜蝋の説明はこちらをどうぞ

蜜蝋(みつろう)は、ミツバチが作り出す天然のワックスです。蜜蝋はキャンドル作り、化粧品、食品の保存、クラフトなど、さまざまな用途で使われます。以下に蜜蝋についての基本情報とその活用方法を紹介します。

蜜蝋の基本情報

  • 起源: 蜜蝋はミツバチが巣を作るために分泌する物質で、花の蜜を摂取して体内で変換されたものです。
  • 特性: 天然の香り、抗菌性、保湿性を持ち、耐久性が高いです。
  • 形態: 固体状で、黄色から白色までの色があります。精製度により色が異なります。

蜜蝋ラップとは?

蜜蝋ラップは、食品の保存に使われるエコフレンドリーなラップです。プラスチックラップの代わりに使うことで、環境への負荷を減らし、繰り返し使用できる持続可能な選択肢となります。以下に、蜜蝋ラップの作り方とその活用方法について詳しく説明します。

蜜蝋ラップの作り方

材料

  • 綿100%の布(薄手の生地がおすすめ)
  • 蜜蝋ペレットまたは刻んだ蜜蝋
  • キャリアオイル(ホホバオイルやココナッツオイル)
  • ベーキングシート
  • アイロンまたはオーブン

手順

  1. 布の準備
    • 綿布を好みのサイズにカットします。通常は20cm四方や30cm四方のサイズが使いやすいです。
    • 布の端をほつれ防止のためにジグザグミシンやピンキングはさみで処理することをおすすめします。
  2. 蜜蝋の準備
    • 蜜蝋を均等に布の上に散らします。蜜蝋の量は布全体が薄く覆われる程度にします。
    • キャリアオイルを少量(数滴)加えることで、蜜蝋ラップが柔らかくなり、使いやすくなります。
  3. 蜜蝋の溶解と布への浸透
    • アイロンを使う方法:
      • ベーキングシートをアイロン台に敷き、その上に布を置きます。
      • 布の上にもう一枚のベーキングシートをかぶせ、アイロンを中温に設定して蜜蝋を溶かします。アイロンを均等に動かし、蜜蝋が布全体に行き渡るようにします。
    • オーブンを使う方法:
      • ベーキングシートをオーブントレイに敷き、布を置きます。
      • 予熱したオーブン(約90度)にトレイを入れ、蜜蝋が溶けるまで数分間待ちます。溶けたら取り出し、別のベーキングシートで押し広げます。
  4. 冷却と仕上げ
    • 蜜蝋が布全体に行き渡ったら、ベーキングシートを剥がし、冷却します。
    • 冷却が完了したら、布が硬くなり、蜜蝋ラップの完成です。

蜜蝋ラップの活用方法

  1. 食品の包み
    • 蜜蝋ラップは、パン、チーズ、果物、野菜、サンドイッチなどの食品を包むのに適しています。手の温かさで蜜蝋ラップを柔らかくし、食品にぴったりとフィットさせます。
  2. ボウルのカバー
    • サラダや残り物を保存する際に、ボウルや容器の上に蜜蝋ラップをかぶせてカバーとして使用できます。蜜蝋ラップを手で押さえつけると、容器の形に沿って密閉されます。
  3. お弁当のラップ
    • お弁当箱の中身を包んだり、小さなスナックを持ち運ぶために使用できます。再利用可能なラップとして、お弁当箱の中でスペースを取らずに食品を保存できます。

蜜蝋ラップの手入れ方法

  • 洗浄: 使用後は冷水で優しく洗い流し、自然乾燥させます。熱いお湯や食器洗い機、電子レンジは避けてください。
  • 保存: 直射日光を避け、涼しい場所に保管します。巻いて収納するか、平らに保管します。
  • メンテナンス: 使い込んで蜜蝋が剥がれてきた場合は、再度蜜蝋を追加してアイロンやオーブンでリフレッシュすることができます。

まとめ

蜜蝋ラップは環境に優しく、繰り返し使える便利な食品保存アイテムです。簡単に手作りできるので、自分の好きなデザインやサイズで作成し、日常生活に取り入れてみてください。節約にもなり、プラスチック廃棄物の削減にも貢献できます。肉や魚等の生物には適していないので、100%ラップの代わりにはなりませんが、ラップの節約にはなります。

 

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